rodney whitaker children of light
DIWは力作ぞろいで、世界に誇れるレーベルといえると思う。これもそのひとつ。ジェームス・カーターが大暴れし、ロドニー・ウィテカーの重厚なベースがバンドをグルーヴさせる。
1996年の作品だが、2010年の大西順子の傑作『バロック』とまるで兄弟盤のよう。大西はこの作品を聴いていたはずで、かなり感化されたのではないだろうか。
デビュー作ということで若干とっ散らかった感はあるものの、聴きごたえ十分。リーダー作はこれしか聴いていないが、録音機会さえあればどんどん質の高い作品を残してくれるだろう。ミンガスの遺伝子を受け継ぐベーシスト、ロドニー・ウィテカーに期待したい。