希望の2021年

首都圏に再び非常事態宣言が出されそうな状況になってきた。思惑と忖度が浮遊し政策は迷走している。後手後手に回っているのは明らかだ。「自助、共助、公助」をキャッチフレーズにする政府は、無能ぶりをさらけ出すことで、国を頼ってもムダだということを国民に叩き込むつもりかもしれない。

いまだ先行きは見えないけれど、この際covid-19による災禍を前向きにとらえたい。未知のウイルスに対して人間がいかに無力か、そして温暖化などによって、未知のウイルスが今後も現れる可能性があることを人類が認識したことは、世界のありようを大きく変えるはずだ。

後藤浩二 Hope
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行き過ぎた資本主義を軌道修正し、2021年が希望あふれる社会への転換点になることを願って、年初めはこの作品から。
後藤浩二のピアノは柔らかくメロディは優しい。演奏は幸福感に満ち、どこかペトルチアーニを思い起こさせる。