言葉のない政治

国会のやりとりを聞いていると、コミュニケーションが成り立たない人物がこの国の首相となっていることに、今更ながら呆れてしまう。
何を言っても議論にすらならない。怒りっぽくて知的レベルが低い。空手のポーズを決めて悦に入っている若い頃の写真が出ていたが、有無を言わせずに押し切ることを信条としてやってきただけの男なのだろう。
そんな人物が権力を握ってしまった。
トランプよりもみっともない人物が日本の首相であるということを恥じ入る。携帯料金の値下げで喜んでる場合ではない。そもそも海外の料金は東京よりもはるかに安い。所得差を考慮すれば、日本の携帯料金はさらにとんでもなく高いことになる。

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現状維持志向の若者は、このままでは日本がどんどん貧しくなっていくことに危機感を感じていないようだ。貧困にあえぐ人々など他人事、自分は優秀だから高収入を得るのは当然だと考える根拠のない自信家が多い。自己肯定感に包まれて育ったからだろうか。

想像力を広げるだけの希望をもたず、知識を磨くことに喜びを感じることもない。人に嫌われない方法だけを学んできた。そんな若者たちの群れは、米国による属国政策の成功を証明している。

沖縄の翁長知事が菅義偉に語った「あなたと私は別の戦後を生きてきたんですね」という言葉は重い。

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