『鬼滅の刃』と格差社会、同調圧力

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大ブームの『鬼滅の刃』TVアニメ版26話分を見てしまった。かみさんがAmazonプライム会員のおかげで、おこぼれに授かることができたのだが、ブームになった要因の一つに、テレワーク中にAmazonプライムで見たという人が結構いるように思う。

断っておくと、テレワーク就業中に『鬼滅の刃』を見たわけではない。普段は家にいるはずのない時間に家にいることで、流行りのアニメをみる余裕が生まれたのだ。
自分を棚に上げるようだが、テレワークは格差を拡大させている面がある。本来テレワークが普及することで社会全体にメリットが生まれるはずが、一部だけが恩恵を享受している。まるで悪夢のなかで悪い夢を見ているかのようでどうにも気持ちが悪い。

さて肝心の『鬼滅の刃』だが、那田蜘蛛山での鬼との闘いは緊張感があって素晴らしかったし、登場する鬼がユニークでたしかに面白い。でも、正直なところ那田蜘蛛山編を除けば、ブームになるほどのワクワクするストーリーではないし、完成度も高いとは言えないと思う。これだけのブームになったのは、いったん火がついて学校で話題になれば、見ないわけにもいかないということではないだろうか。同調圧力はどんどん高まっている。

こんなこと考えながら見てたら、そりゃあ楽しめないのも当たり前だよなぁ。