高カロリーのジョニー・グリフィンを聴くなら

どうしても苦手なミュージシャンというのが何人かいる。その一人がジョニー・グリフィンだ。この人のウネウネしながら上にいったり下にいったりせわしないアドリブラインには魅力を感じない。『ケリーダンサーズ』は抑え目でかつ名曲揃いだが、それでもカロリーが高過ぎて通して聴く気にはならない。
JGでいちばんよく聴くのがこれ。

johny griffin's stadio jazz party
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デイヴ・バーンズの簡素なトランペットが脂っこいJGを中和して気楽に楽しめる作品となっている。スタジオライブセッションのワイワイガヤガヤの雰囲気がたまらなくいい。陰の主役はもちろんバブス・ゴンザレス。