老ドラマーが刻むビート

Albert tootie Heath Philadelphia Beet
f:id:milesmode:20200901220609j:plain

いきなり出て来るチンチキ、チンチキ、チンチキというシンバル音が気持ちいい。
イーサン・アイヴァーソンのピアノを聴こうと入手したのだけれど、選曲の良さと編曲の妙、キレの良いビートがジワジワと効いてきてスルメの味わい。「I Will Survive」「Everything Must Change」といった名曲の現代的な響きに酔わされる。
こちらを睨みつけるアルバート・ヒースのポートレートとアルバムタイトルがピシッと決まって、良い作品に仕上がった。
1935年生まれ、和暦でいえば昭和10年生まれということになる。録音時74歳。幸せな晩年だ。