浄化作用を求めて

John Coltrane Stardust
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あまりに酷い政治状況にうんざりして、TVも見たくなくなった。
こんなときは久しぶりにコルトレーンを聴きたくなる。implus盤の鬱陶しいほどの生真面目さを浴びて、耐え難い政治の世界から思い切り離れるのもいいけれど、プレスティッジのこの作品の素直さは、いつ聴いても心を穏やかにしてくれる。
きっとコルトレーンは、ウィルバー・ハーデンの素直で美しいトランペットに浄化されていたのだと思う。この2人のバラードほど夢心地にさせてくれるものはない。