弛緩と腐敗

自殺した近畿財務局職員の妻が国と理財局長を提訴した裁判がはじまった。テレビがいっせいに公判開始を報じたのは、異例のことではないかと思う。35万という数の署名がメディアを動かしたのであって、画期的なことだと思う。

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森友問題の経緯を振り返る映像を見ると、つくづく、安倍、麻生、佐川といった人間のクズたちが権力を握る日本とは、いったいどういう国なのだろうか考え込んでしまった。
彼らは突然権力を握る立場になったわけではない。取り立ててきた人や支持する人たちがいて権力を握ることが出来たのだ。そう考えると、彼らを出世させた日本という国が腐臭を放っているように思えてくる。

都知事選はその端的な例だった。選挙では、勝ちそうな候補者に投票しようという考えの人が結構多いらしい。勝ち馬に乗りたいという「善良な」人々が社会を腐敗させている。
弛緩した集団はどこまでも流されていく。新型ウイルスよりもよっぽど恐ろしい未来が待っている。