妄想のオールスタークインテット

勝手に自分だけのオールスターグループを編成してみるのはなかなか楽しい。妄想は男の特権、お金もかからない。
現代的なハードバップをやるならフロントは2管のクインテットにしよう。トランペットをトム・ハレルに決める。そうなるとテナーはマーク・ターナーが面白いかも。リズム陣はピアノはマルグリュー・ミラーがいい。ベースはクリスチャン・マクブライドで決まり。ドラムはヴィクター・ルイスという洗練されたサウンドに仕上げてもいいし、アントニオ・サンチェスを入れてみたらどうだろうと考えてみる。

そんな感じで選んだオールスターチーム?と思わせるのがスティーヴ・スワローのこのアルバム。

Steve Swallow Real Book
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個人的には、トム・ハレルとマルグリュー・ミラーが一緒にやっているだけで満足。ちょっと捻った曲と変な組み合わせのメンバー、洒落たジャケット。良い素材を使った珍しい料理といったらいいのだろうか。それほど美味いわけではないが、時々食べたくなるメニューみたいだ。
それにしてもここでのジャック・ディジョネットは妙に叩きまくっている。マルグリュー・ミラーを迎えてトニー・ウィリアムスが乗り移っちゃったのかな。