財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上

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野村克也が亡くなった。NHKクローズアップ現代』では野村が死ぬ前の半年間、密着取材していたものを番組にまとめ放映していた。この番組をみて、人は晩年を迎えると寂しさから逃れられない存在であること、そして一人で死んでいくのだとあらためて思い入った。

番組の中で野村の座右の銘として、

「財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上」という言葉が紹介されていた。

なるほど名言だと思い、調べると、後藤新平の言葉だという。

人を教え、人を育てることはいちばん難しい。野村克也は何故それが出来たのだろうか。貧しい育ち、努力家ということだけでは片付けられない。

番組をみて感じたのは、愛情、観察力、洞察力をもち、感謝の気持ちを忘れずに生きるということ。シンプルだが、これはそうとう難しい。明日からは、人を残すということを意識してみよう。

野村克也 享年84。合掌。