スタン・ゲッツは役者が違う

stan getz moments in time

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なるべく現代のジャズを聴くように心掛けているのだが、このところハズレが続き、ちょっと萎えてしまった。

アンパイに走って入手したのがこのアルバム。基本的に発掘盤には手を出さないが、選曲もいいし、このメンバーでの録音は貴重、評判も良さそうだということで久しぶりにゲッツをゲット。

これが大正解。この日は絶好調だ。Amazonでは違う意見があるけど、ルースト時代のゲッツならいざ知らず、70年代のハードボイルドなアドリブラインでこれ以上のかっこいい演奏はなかなかない。

1970年代はフュージョンブームで録音に恵まれなかったけれど、ゲッツはいつの時代も素晴らしいことを確認できた。いまどきのテナーとはやはり役者が違う。