ECMの意図がわからない駄盤

Ethan Iverson Quartet with Tom Harrell
Common Practice

このアルバムはECM録音のトム・ハレル目当てで買う人が多いと思う。ゲスト参加のライブということで、トム・ハレルはリラックスしたプレイを聴かせる。それだけで有り難いという人にはいいだろうし、スタンダードばかりで安心して聴けるECM純ジャズは珍しい。ネットでは好意的評価が多いようだ。
でもこのピアニストのリーダーアルバムとしては個性を十分発揮しているとはいえないし、トム・ハレルがゲスト参加して良いプレイを聴かせるアルバムなら、もっといいのがある。個人的にはかなり期待外れの駄盤でしかなかった。ECMはどうしてこれを発売したのだろう。